競輪88期は、現在の競輪界のトップに名を連ねる選手が多い、まさに黄金期。
福島の山崎芳仁選手、茨城の武田豊樹選手、オリンピック銅メダリスト岐阜の永井清史選手、岩手の佐藤友和選手・・・。
そんな中、管理人がいつも注目していた選手が88期橋本良選手。S級に昇級すること、そしてA級でも優勝は一度もなかったけど、それでも毎回レースは生中継・生観戦・レースダイジェストのいずれかで観戦し続けた。
2011年10月29日から31日までのいわき平競輪の3日間、この開催が最後の出走となった。出走前には最終日には先行勝負したいと語っていたが、いざ始まると3日間とも先行勝負した。それも初日・2日目は単騎だったにも関わらずだ。
本人も、年内一杯は選手として競走に参加する予定だったので、いわき平出発前もまだ最後の参加という自覚が完全ではなかったようだ。管理人も、そうだったかも知れない。だけど、初日の単騎先行を見て、「ああ、これで本当に最後の参加なんだな。」と、痛感した。
最後の生観戦は、2010年11月の富山競輪最終日だった。管理人は、競輪場のない石川県に引っ越してしまい、競輪もあまり生観戦できなくなってしまった。今日はその分声援しようと意気込んでいた。
最終日第2レースA級チャレンジ一般、初めて参加した富山競輪で、レースもチャレンジ一般で、遠征勢の橋本良。車券も別線が人気を大きく集めていた。管理人がバックストレッチ付近で、声援を送る準備をしていた時・・・
「橋本がんばれー」
なんと、他の観客が先に声援を送っていた。これにはびっくりしたよ。
橋本良
2011年11月4日引退
通算出走数652
通算勝数 50
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